大地震・津波・大雨・竜巻…。 このところの「自然の猛威」には為す術もない私たち。。。
でも、様々な恵みを与えてくれるのもまた「自然」です。
アロマセラピーや香料原料として使用される、植物から得られる「エッセンシャルオイル」も、数ある自然の恵みの中のひとつといえます。
植物から香りを抽出するためには、それぞれ最適の収穫時期があります。 たとえば、ジャスミンなら6月〜7月。しかも、1日のうちで午前5時〜9時という限られた時間に収穫されたものから香りを取り出すことで、良質なエッセンスとなるのです。
その月に収穫される植物の香りをフィーチャーして創られたフレグランス
「Crop(クロップ)」 。
「Crop」はその名の通り、1月から12月まで、その月に収穫される植物のエッセンシャルオイルの香りをメインに、季節を、大地を、植物のみなぎる息吹きを感じられる香り。 お米や野菜を育てるように、手間隙かけて大切に育まれた植物のエッセンスから溢れ出るチカラにつつまれる心地よさ。 あなた自身が自然の一部であることを思い出させてくれるフレグランスです。

そんな「Crop」に、新たに「練り香水」が登場しました!
piche abahouse(ピシェ アバハウス)とのコラボレーションで誕生した「クロップ練り香水」は、1月から12月までの香りをそのままに、”大人のオシャレ可愛い”テイストのデザインが新鮮。
取り扱い店舗など、詳しくは
こちらをご覧くださいませ。
piche abahouse天神イムズ店さんのブログも要Check!です☆
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?
今日明日とお休みで9連休の方も多いのでは?
今日、5月1日は「メーデー」。
昭和の時代は、この日に労働組合が集会を開いたりデモをしたりといったことが行われていたような気がしますが、昨今は「メーデー」という言葉すら死語になっているような…。
一方、ヨーロッパでは「夏の訪れを祝う日」だそうで。

Muguet de bois, Paris / Signe Karin特にフランスでは特別な日で、大切な人・愛する人に幸運を祈ってスズランを贈る日なのだそうです。
Muguet - clochettes / Pibus
スズランの可憐で愛らしい姿は、確かに幸運をもたらしてくれそうな感じがします☆
スズラン(英:lily of the valley 仏:muguet)の香りは、フレグランスの世界でもとても大切な香りで、ローズ・ジャスミン・ミュゲ(スズラン)は、三大フローラルと呼ばれています。
ミュゲを特徴としたフレグランスは星の数ほどありますが、古くはDiorの「Diorissimo」、Chacharelの「Anais Anais」、1990年代ではEstee Lauderの「Pleasures」、最近ではJo Maloneの「Wild Bluebelle」などが、代表的なフレグランスです。
フレグランスの老舗・ゲランでは、毎年5月1日に1日だけ限定発売のミュゲのフレグランスを出しているそうです。
今年=2012年バージョンは、ライラックで柔らかさを、ローズとジャスミンで温かさを加えたミュゲの香りだそうで。。。
もし日本でコレクションしている方がいらっしゃいましたら、ぜひ香りを見せていただきたいものです。
昨夜、日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」で、「カルマン症候群」という病気があることを知りました。
「カルマン症候群」は遺伝性疾患のひとつで、第二次性徴が現れないことと嗅覚が低いことを二大特徴とした疾患のようです。
番組では、ガーナの男性の例が取り上げられていました。 思春期になっても第二次性徴が発現せず、一般男子の心身に見られる様々な変化が本人に起こらないことに深く思い悩む様子などを再現VTRで紹介。
しかし、マダムとしてはそのことよりも、この疾患のもう一つの特徴である「嗅覚の低下」という点に惹きつけられました。
Sniffing Flowers / mollypop
ところで、においを感じるメカニズムについては解明が難しく、長い間諸説ありました。
近年、分子生物学的な手法(様々な生命現象を、分子を使って説明する手法)が取り入れられたことによって嗅覚受容体の正体が次第に解明されていったようです。 で、ついに2004年、リチャード・アクセルとリンダ・バックの嗅覚受容体の研究がノーベル生理学・医学賞を受賞したのです。 2004年ってホント最近のことですよね!
しかし、このノーベル賞を受賞した研究にしても、嗅覚にまつわるすべてを解明したわけではなくまだ推測の域を出ない点もあり、においの世界っていろいろな意味で本当に奥深いなぁと改めて感じます。
さて、ここでにおいを感じるメカニズムについて、
メルクマニュアル家庭版からの引用を用いて簡単にご説明。
香りの分子は、鼻の奥にある嗅上皮という粘膜から入り、嗅細胞の先端の嗅毛にキャッチされます。
↓
香りの分子の情報が電気信号に変換され、嗅球(嗅覚神経を成している肥大した神経細胞)を通って大脳辺縁系に伝達されます。
↓
そしてこの大脳辺縁系で電気信号を翻訳して初めて「におい」として認識されるのです。
↓
電気信号はさらに、においの記憶が保存されている側頭葉の中央領域も刺激します。
↓
ここに保存されているにおいの記憶、すなわちそれまでに経験した様々なにおいを認識してかぎ分けることができます。
また、電気信号は自律機能(交感神経・副交感神経・内分泌)の調節を行う視床下部にも届くそうで、アロマセラピーの根拠はそこにあるといえるでしょう。
話を戻します。
カルマン症候群における嗅覚の低下は、この「においを感じるメカニズム」と関係があるようです。
この疾患を持つ患者の剖検では嗅球形成の不全が認められたそうで、もともとの香り分子の電気信号自体がうまく大脳辺縁系に伝えられないために嗅覚が低下すると考えられます。
加えて、第二次性徴が現れないのは、視床下部から脳下垂体への指令が上手くいかず正常なホルモン分泌が行われないためですが、視床下部から脳下垂体への指令がうまくいかないということは、大脳辺縁系から先の部分においても香り分子の電気信号がうまく伝えられていないと考えられます。
ホルモンつながりで余談。
調香師と言えば、昨今は女性の数も増えていますが圧倒的に男性のほうが多いというのが事実かと思います。
その一因として、ホルモンの関与も無視できません。
男性と違い女性には月経があります。 女性は、生理から排卵までの卵胞ホルモンが多く分泌される卵胞期、排卵から生理になるまでの黄体ホルモンが多く分泌される黄体期という二つの周期を毎月繰り返しています。 そして、卵胞期と黄体期ではニオイの感じ方が違ったりするのです。 一方、男性は常に一定の感覚をもって香りと向き合えるという点において、調香師としてのアドバンテージがあると言えましょう。
最後に、番組のVTRの締めとして、件のガーナ人男性が治療を終えて現在は結婚し幸せに暮らしている姿が映し出されていましたが、マダム的には嗅覚も正常に戻ったのか見せてほしかったなぁと思います。
春ですね〜!! 桜も満開。 週末はお花見に出かけた方も多いのでは?
マダム一家も、お花見に行きました。
千鳥が淵、新宿御苑、砧公園…、どこへ行こうか迷った末、今年は今まで行ったことのない「東品川海上公園」へ行ってみました。
公園内では「しながわ運河まつり」というのが開催されていて、いろいろな催し物やらたくさんの屋台でとっても賑やか。近隣にお住まいの方々(たぶん)があちらこちらにシートを広げて、ほのぼのとした雰囲気もただようお花見です。
公園内の桜も見事なのですが、実はお目当ては「目黒川桜周遊船」。
東品川海上公園は、目黒川の河口に位置していて、ここから目黒川を上って船上から桜見物できるのです。
30分のコースと1時間のコースがありましたが、そこは迷わず1時間コースです。
【河口〜大崎のあたり】

【五反田のあたり】

1時間だといったいどの辺まで行って引き返すのかしら…と思ったら、目黒の雅叙園のあたりまででした。
【雅叙園前】

目黒川の桜と言えば、中目黒あたりの川沿いが有名ですが、川下の雅叙園〜河口までの桜も負けずに見事でした。 船上からのお花見なので、川を上れば上るほど都会の川ならではのドブ臭さが漂ってくるのは残念な点ですが、それよりも桜の美しさのほうが勝っていました!!!
桜の香りは、本当にほのかなやさしい香りです。 桜の香りを楽しみたい方は、屋台や宴会のない公園の満開の桜の下で、静かに目を閉じて胸いっぱい空気を吸い込んでみてください。
最後に、桜の香りは「Coumarin(クマリン)」という物質が特徴となっています。
クマリンの香りを嗅いでみたい方、
LUZルズのフレグランス講座で嗅ぐことができます☆
今年は、例年になく春の訪れが遅いですね。
東京は春一番も吹きませんでしたし…
ところで話は全然変わりますが、最近は分析技術の発達によって、以前は調べられなかったようなことも調べられるようになっているようです。
一昨日のTV(「たけしの超新説研究所 最新科学が歴史を暴く」)では、ゴッホの絵が本当にゴッホが描いたものかとか、キリストを刺した槍と言われているものが本物なのかとか検証したり、ただの鉄の塊に見える「アンティキテラ島の機械」(2000年前の天体の運行を計算する機械)の内部構造を詳細に見ることができたり。。。 昨今の非破壊検査の技術は、ホントすごい!!!
と思っていたら、
シムライズ(外資系香料メーカー/本社:ドイツ)のサイトで面白い記事を見つけました。
ハトシェプスト女王(古代エジプト第18王朝5代目のファラオ)のものとしてエジプトの博物館に展示されていた小瓶の中身が、当時から密封された状態で保存されている可能性があることが分かり、そこから様々な分析がなされていくお話です。

Hatshepsut / edenpictures古代エジプトの女王の所有する小瓶の中身は…と考えた時に、真っ先に思いつくのが「香水」ではないでしょうか?
香水だとしたら、どんな香りかしら…と考えると、古代エジプト時代ですからオリバナム(乳香)やミルラ(没薬)などをブレンドした香りなのかしら…と単純に想像してしまいます。
で、分析の結果どういうことが判ったのかというと…
その小瓶の中身は 香水でもオリバナムでもミルラでもなく、パームオイル・ナツメグオイル・不飽和脂肪酸・タールやビチューメン(天然アスファルト・コールタール・石油アスファルト・ピッチなど)などから得た炭化水素の混合物であると特定されました。
パームオイルとナツメグオイルいいとして、「不飽和脂肪酸」と「タールなどから得た炭化水素」って一体何なの?って思いますよね?!
不飽和脂肪酸は今日でも皮膚病の治癒に使われますし、タールも慢性皮膚疾患の治癒に効果的なものとして知られています。
ただ、ご存知の通りタールには発がん性物質であるベンゾピレンも含まれています。 (このため現在ゲッケルマン療法のようなタール剤を使用した療法はほとんど行われていません。また、タール剤は処方薬で、医師の指導の下でのみ使用可能です。)
そういうわけで、ハトシェプスト女王の小瓶の中身はスキンケアローションまたはその類似物であると推測されたのでした。
女王が肌トラブルを抱えていたことは以前から知られており、このタールと不飽和脂肪酸が彼女の皮膚疾患の治癒に役立っていたのでしょう。
最後に、ハトシェプスト女王はガンで亡くなっており、いみじくも皮膚治療につかわれたこのスキンケアローションのタールがガンを引き起こした可能性もあると推測しているようです。
記事の内容はざっとこんなところですが、より詳しく知りたい方は、
こちらが原文です。
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