今からこんなだと、8月・9月はどうなってしまうのか、考えただけでクラクラしてしまいます。
子供たちは、もうすぐ夏休み♪
夏休みの宿題に、「読書」は定番ですよね?
というわけで、今日は、本のご紹介。
「おまじないは魔法の香水」

ハーブ魔女トパーズの遺産を相続した人間の女の子の物語、「魔法の庭ものがたり」シリーズ全13巻の中のひとつです。

香水にはトップノート・ミドルノート・ラストノートがあることや、練り香水の作り方まで、たのしいお話とともに充実の内容です。
「香り」にまつわるあれこれを綴ります。 すべての記事は「香り」に通ず…
有隣堂にて。 何か本を買おうとブラブラしながら、本屋さんでは普段はあまり立ち寄らない雑誌コーナーを通りました。
その中で、マダムの目を引いたのは『25ans』。
『25ans』の表紙といえば、外国人モデルさんのソロショットしかあり得なかったはずなのですが、なんと玉木宏さん&黒木メイサさんの2ショットではありませんか!!! えぇぇぇ~っっ!? これってホントに25ans???
25ansって、いつからこうなっちゃったんでしょう? そして、手にとってみると、未だかつてないくらいの薄さ。 紙面をパラパラとめくってみても、『25ans』らしさが感じられない…。 あまりの衝撃に、立ち見では済まされずに思わず購入すべくレジでお会計をすると、さらなる衝撃が…!!!
レジのヒト:「只今、25ansお買い上げの方に、こちらをプレゼントしております。」
といって差し出したのが、OPIのネイルセットだったのでした! 25ansよ、ここまできたのか。。。
ちなみに、本日購入した「25ans 2月号」には、「香りのない人生なんて!」という、見ごたえのある特集があります。
ショップや商品の紹介のみならず、「カオリスト」の上級テクニック集と題して、「エッセンシャルオイルはジンに溶かすのが上級者」とか、「邪気払いに香水代わりに”塗香”という新習慣」などという、興味深い記事満載です。 是非チェックしてみて下さいね☆
最後に、『25ans』には、世相に関係なくず~っと「独自路線」を貫いて欲しかったなぁと、思うマダムでした
内田康夫著の「幻香」を読みました。 内田康夫氏の作品を読むのは初めてです。 内田康夫といえば2時間ドラマでおなじみの「浅見光彦シリーズ」ですよね。 この「幻香」も「浅見光彦シリーズ」でした。 読みながらどうしても沢村一樹の顔やら村井国夫の顔やら加藤治子の顔やらがチラついてしまうのですが、某芥川賞作家の方の作品とは全く違ってとても読みやすく、一気に読んでしまいました。 (だからって他の内田ファンになったわけではありませんが…)
ストーリーは、二人の調香師が殺された事件をめぐる謎解きといったところで、以下角川のページからの引用です。
「新進気鋭の調香師・戸村浩二殺人事件に巻き込まれた浅見は、10年前に殺害された天才調香師・国井和男殺人事件へと辿り着く。華やかな香水の世界に潜む暗い闇、手探りで進む浅見の前に現れた3人の美女は、絢爛たる香りでいつしか名探偵の嗅覚をも狂わせていくが……」
物語の中では、「名調香師の処方をめぐって殺人が起きてもおかしくない」ということになっていますが、実際はそんなことないと思いますけど。 ただ、調香師どうしで処方を見たの見られたのと、子供のような諍いがあったりするのは事実ですけどね(笑)
ところで、大麻草ってどんな香りがするかご存知ですか? この「大麻草のにおい」も謎解きのカギになっているのですが、マダムはまたまた恥ずかしながらどんな香りか知りません。 DemeterからCannabis Flower(マリファナの香り)というのが出ているようなのでそれを試してみようかしら。
本屋さんをぶらぶらしていたら、「嫉妬の香り」というタイトルの本を見つけたので読んでみました。 香りをモチーフにした小説って少ないように思うのですが、今までに「ドラマティック・ノート(森瑤子・著)」、「スメル男(原田宗典・著)」などを読んだことがあり、いずれもオススメできる作品でした。 もちろん、「香水―ある人殺しの物語(パトリック ジュースキント・著)」も読んでますよ。
「嫉妬の香り」は辻仁成の作品。 作者が気に入りませんが、まぁ暇つぶしにはいいかと読み始めたのですが、やっぱりダメでした。 物語は、乱暴に言ってしまうと「主人公の男性(優柔不断で嫉妬深い)が、アニマリックな体臭放つ女性と Guerlainの"Jardins de Bagatelle"を愛用している女性双方にフラれ、自殺しようとするけど失敗する情けない話」です。 文章は小難しい言い回しをしている割には内容的にも人物描写も浅はかだったり、つっこみどころ満載。
で、数あるつっこみどころの中の小さなひとつ。 「アニマリックな体臭放つ女性」の香りが、「ムスク鹿の香り」と表現されておりました。 「ジャコウジカの香り」とか「ムスクの香り」とか「麝香の香り」って普通に書けばいいじゃんっっ! 苛立つマダム。 とにかく全体として、芥川賞受賞作家の作品とは思えないほどがっかり&読後も非常に後味の悪い作品でした。 辻ファンの方、ごめんなさい。
気をとりなおして、Guerlainの"Jardins de Bagatelle"の香り、どんな香りか知らなかったので調べてみました。 1983年発売、香調的にはTuberoseをメインとしたWhite Floralの香りのようです。
【TOP】Bergamot, Violet, Lemon, Flower Calyx note
【MIDDLE】Narcissus, Cassie, Iris, Lily of the valley
【BASE】Vetiver, Cedar, Civet, Patchouli
Narcissus, Cassie, Civetから想像するに、かなりクラシカルな雰囲気の香りなんでしょうね。 このディスクリプションは、Firmenichがスポンサーのサイト「osMoz」からとりましたが、GuerlainのHPのディスクリプションでは、【ミドルノート】チュベローズ、ガーデニア、ジャスミン、ネロリ【ラストノート】ウッド となっており、発売も1979年となっておりました。
Author:マダムルズ
温泉とビールとフレグランスをこよなく愛するマダム
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