週末、中学校の同窓会がありました。
同窓会といっても大々的なものではなく、ごく少人数が集まった「プチ同窓会」的なものですが。。。
当時親しくしていたヒトだけでなく、中学時代は口もきいたことがなかったヒトとも、何十年もたってから普通に話が出来るって、なんか不思議な感じがしつつ楽しいひとときでした。
「懐かしい」つながりで、昔話を…
これは、学生の頃、初めて海外旅行に行ったときに買ったバッグです。
ギリシャからロンドンまで、名所旧跡を巡りながらヨーロッパを北上する弾丸ツアー(日本人のツアーにありがちな、超過密スケジュールのヤツ)の最後の方で、お土産やら手荷物を入れるバッグがほしくなったマダム。
パリのギャラリーラファイエットで、軽くて手頃な大きさのこのバッグを見つけ、購入しました。
ホテルに帰り、荷物を入れようと開けてみると…
不思議なことに、バッグの中に「Polo」のオードトワレが入っていたのでした。
「あれっ?! なんでこんなものが入っているんだろ? お店のヒト、間違えて入れちゃったのかな??」などと友達と話しながら、「カバン買ったら香水が付いてくるなんて、ラッキー☆」くらいに思っていました。
今になって思うと、このカバンこそが「オマケ」だったんですよね。
おそらく、「ただいま「Polo」のトワレをお買い上げの方に、もれなくこのボストンバックをプレゼント!」みたいなキャンペーンかなんかだったんでしょう。。。ハズカシ。。。
Ralph Lauren Polo Eau De Toilette / michaelnpatterson 「Polo」は、1978年に発売された Ralph Lauren のメンズフレグランス。
「これぞまさにメンズ!!」という香りで、スパイシーでハーバルでレザリーでタバッキー。 オールドファッションな香りです。
【Top】Artemisia Thyme Coriander Basil Galbanum
【Middle】Cloves Pimento - Jamaica Pepper Cumin Chamomile
【Base】Patchouli Vetiver Oakmoss Tobacco
(*osmoz.comより引用)
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松も取れていまさらですが、今年初の更新ということで、新年明けましておめでとうございます。
今年も細々と更新して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(今年からスマホでも快適にみられるようなりました!!)
さて、2012年初の「本日の一品」は、Chanel の「Chance Eau Tendre」。
この香り自体は2010年の発売ですが、
20mlのコンパクトスプレーが新発売 となっています。
シャネルの化粧品売り場に、見慣れないデザインのスプレーがあったので手にとって見ていると、店員さんが「Chance Eau Tendre」の香りをこのムエットに付けて下さいました。
2003年発売の「Chance」がフルーティーながらも落ち着いたシプレ調であるのに対して、「Chance Eau Tendre」は、日本人好みのカワイイ系フルーティな香りです。ディスクリプションは
【TOP】Grapefruit, Quince
【MIDDLE】Jasmin, Hyacinth
【BASE】White musk, Cedarwood
容器は金属製で、本体をひねるとスプレーのプッシュ部分が出てくるという構造になっています。 こういう形のメタリックな容器をみると、Emporio Armaniのhe/she を連想してしまうマダムとしては、シャネルっぽくないなぁという感じもしますが、軽いのでいつも持ち歩きたい人のためにはナイスな一品かと思います。
ちなみにEmpolio Armaniの容器は…
2805 / Ocean Walk Marketing Inc最後に、シャネルのツイスト&スプレータイプのフレグランスは、「Chance Eau Tendre」の他に「Chance」・「Chance Eau Fraiche」・「Bleu de Chanel」・「Allure Homme Sport」の全5種の展開です。
寒いですねぇ…
さて、本日の香りは、YSLから今年の初夏発売となった「SAHARIENNE」。
日本ではなぜか限定発売ですが、なんでかしら?
「SAHARIENNE(サハリエンヌ)」って、なんかRalph Laurenの「SAFARI(サファリ)」と混ざって、つい「サファリエンヌ」って言っちゃいそうです…(そんなのマダムだけか。。。)
実は香りも、「SAHARIENNE」も「SAFARI」もガルバナムとマンダリンの絡んだちょっと男性的な感じとか、共通点アリアリな気がします。
それから、
「砂」つながり * で、Diorの「DUNE」にも通じるグリーン感・ウッディ感があるような印象。(
* 「SAHARIENNE」は砂漠、「DUNE」は砂丘)
全体として、ちょっと懐かしい「プチ・クラシカル」な香りとでもいいましょうか。。。
でも、20世紀のものと21世紀の香り「SAHARIENNE」の違いは、ベースノート。「SAFARI」や「DUNE」のベースノートと比べて非常に軽やかで透明感のある感じがします。
Internationalな公式サイトは、
こちら 。
日本の公式サイトは、
こちら 。
4月になり、入園・入学・入社など新しい世界に一歩踏み出した方も多いことと思います。 マダム家も、娘がこの4月から小学校に入学です。 入学式は明後日ですが、本日「学童保育デビュー」を果たしました☆
さて、本日の逸品は、Jean Patou より1972年発売の「"1000"(ミル)」です。
(写真はオードトワレ)
世界で最も高価な香水と言われる「"1000"」。 なぜ高価なのかと言うと、天然香料を惜しみなくふんだんに使用し、その香りは1000の原料で構成されているとも言われています。 ボトルの後ろの表記を見ると、使用されている原料の代表的な物と思われるものがちょこっと記載されています。
・Osmanthus de Chine (中国産 オサマンサス)
・Essence de Rose Bulgare (ローズブルガリア エッセンス)
・Absolu de Jamin de Grasse (グラース産 ジャスミン アブソリュート)
・Accord Iris-Violette (オリス-バイオレット アコード)
・Rose de Mai(ローズ ド メ)
・Santal de Mysore (東インド・マイソール州産 サンダル)
・Patchouly d'indonesie (インドネシア産 パチュリ)
香り全体としては、リッチなフローラルブーケ。 コムスメに気軽に使えるような香りでは、決してありません。
しかるべき気品・品格を兼ね備えた女性にのみ、使う事が許される香りと言えるのではないでしょうか。。
発売当初は、選ばれし女性に宝石がちりばめられた特別なケースに入れられて、ロールスロイスで手渡しで配られたとか…。 なにもかもが桁外れな「"1000"」です。
ちょっと話はそれますが、高価な質の良い原料で作られたフレグランスは、全体としても高級感のある香りになります。逆に、安い原料で作られたフレグランスは、最終的に安っぽい香りになってしまいます。 分かりやすい例が、芳香剤。 ドラッグストアで売られている安価な芳香剤は、安価さゆえにその製品に使用できる香料も必然的に安価な物を使用せざるを得ません。 そうするといくら高級感を出そうとしても、限界があるわけです。 それでも、調香師の日々の努力によって、昔に比べたらはるかに芳香剤の香りのレベルも上がっていますが…。
Jean Patou の代表作と言えば、「"1000"」の前、1930年発売の「Joy」もあります。
「Joy」は、「"1000"」が発売される前までは世界一高価な香水でした。 1オンスの中に、1万を超えるジャスミンの花と28ダースのローズの花から抽出されたエッセンスが使われているのです!
Jean Patou は、1929年の世界恐慌を受けて、こんな時代だからこそと敢えて「Joy」のネーミングで世界一高価な香水を発売する事にしたのだとか。
日本は現在、未だかつてない危機に直面しています。 香水なんて今の日本には最も必要ないものとひとつかもしれませんが、こんなときだからこそ世の中の一隅でも明るく照らす事ができるような香りをお届けできたら…と思うマダムです。
寒いですねぇ。。。この冬一番の冷え込みだとか…
この3連休はいかがお過ごしでしたか? マダムは伊勢丹新宿店に初詣しました。
昨夏、伊勢丹のフレグランスコーナーに立ち寄ろうとした際は、あまりの店員の多さに怯んでしまい近寄れなかった旨を
書きましたが 、今回もざっと10名以上の店員さんが待ち構えていました!!! フレグランス売り場は常にこの体制なんですね♪ 今回は娘(6歳)と一緒だったので、店員さんに怯む事もなくいろいろな香りを試させていただきました。 店員さんはとても丁寧に説明をして下さり、香りもいろいろご紹介くださいました。 沢山香りをみたので、鼻を休めるためにコーヒー豆の入った小皿を差し出して下さったり、ムエットにひとつひとつ香りの名前を書いて、後からゆっくり嗅ぎ比べられるようにファスナー付きのビニール袋に入れて下さいました。
さて、本日の香りは1925年に Guerlainから発売された「Shalimar」。 このフレグランスは、世界で初めて合成のバニラ(Vanillin)を使用して創られた香りと言われています。 現代でVanillaを使用した香りというと、グルマンノートをはじめとした「分かりやすいバニラ感」を持つものが多いのですが、「Shalimar」ではバニラが強く主張しているわけではなく、どちらかというとシプレともとれるような個性的な香りです。 日本人的には、「いかにも香水!」「化粧クサイ」といわれてしまう部類の香りかもしれません。 Guerlainのブックレットによると、「”愛の神殿”という名の通り、ゴージャスで官能的な香り。甘美な花々とバニラが永遠の愛の調べを奏でます」ということで、香調はオリエンタル。
【Top】ベルガモット、レモン
【Middle】ローズ、ジャスミン
【Base】バニラ、オポポナクス、アイリス、トンカビーン、ベンゾイン
マダム的には、底の方にレザー感があって、全体的には1992年発売のDune/Dior 祖先にお会いしたような気分になりました。
ちなみに、昨年2010年に「Shalimar」の現代版ともいえる「Shalimar Ode a la Vanille」というのも発売されていて、こちらは、オリジナルの「Shalimar」を尊重しつつ現代的なバニラ感とライトな雰囲気を持つ香りです。 (写真は元祖の方のEau de Cologneです。)
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