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Mme. LUZ's Diary 

「香り」にまつわるあれこれを綴ります。 すべての記事は「香り」に通ず…

4711

4711 Perfume antigo / Kaue d'Oliveira
オーデコロンの元祖、「4711」。 

オーデコロンの語源は「Kolnisch(ケルンの) Wasser(水)」(独語)。 1792年にドイツのケルンで製造された「アクア・ミラビリス(不思議な水)に、後に製造所の建物の番号「4711」が冠されて現在に至ります。 いまなお当時の製法で製造され、最終工程はトップシークレットだそう。

そんな由緒ある「4711」ですが、古いものを大切にしているだけでなく新しいラインもあったんです。

Guerlainの「Aqua Allegoria」シリーズを彷彿とさせるようなボトルデザイン&香りのラインナップの、「ACQUA COLONIA」というブランドがあったり、最新のものは今年発売された、その名も「NOUVEAU COLOGNE」。

「NOUVEAU COLOGNE」は、オリジナルの4711のフレッシュ感をそのままに、フルーティーフローラルの心地よさをプラスした香り。 この上ない爽やかさの中に飛び込んで、穏やかさを取り戻し再生する…みたいなイメージのようです。

【TOP】Yuzu, Cassis, Lychee
【MIDDLE】Geranium, Evodia blossom, Peony, Heliotrope
【BASE】Sandalwood, Tonka bean, White musk

ミドルの「Evodia」はゴシュユというミカン科の植物で、この植物の実は漢方で使用される生薬です。
ここでは、「Evodia blossom」なのでゴシュユの花ですが、ゴシュユの花の匂いってどんなのだろう…。

新しいラインナップも興味津々ですが、4711のサイトで一番気になったのはセミナー。 グロッケンガッセのギャラリーで毎週木曜日の3時から調香体験ができるんですって!!! あと、毎週土曜日には4711の歴史を紹介するツアーもやってます。 あぁ、急にドイツに行きたくなりました。。。

VALENTINA

このところ雨が多かったですが、昨日は久しぶりの太陽で、うれしくなってギンザへお出かけしました。

かつては毎日のように行っていたプランタン銀座。(マダムとプランタン銀座の関係は過去のブログをご参照くださいませ。) ず~っと足が遠のいていましたが、昨日はなんとなくフラッと入ってみました。

フレグランス売り場は、いつからかは知りませんが大幅に縮小されてました。 かつては、香りのタイプ別にディスプレイするというおもしろい展開をしていたはずだったのですが…。 残念。

そんな中で、マダムの目を引いたのは、VALENTINOの「VALENTINA」。 そのボトルのかわいらしさに、以前から興味津々だったのですが、ここで実物に会えるとは!!!

発売は3月14日からで、現在は予約受付中とのことでしたが、ここで香りをチェックしないわけにはいきません。

 マーケティングクレームは、「トリュフの隠し味を利かせたオレンジブロッサムやチュベローズのフェミニンなオリエンタルフローラルノート」。 


マダム的には、少しパウダリーでチュベローズの甘みとバニラのような甘みのある、やさしく上品なフローラルスウィートな香りと感じました。 なんとなく80年代のフロリエンタルブームのときのフレグランスを彷彿とさせるような香りではありますが、あの時代のフレグランス特有の暑苦しさは無く、やはり現代的なライト感・透明感はしっかりとあるように思います。 なんとなくALLURE(Chanel)に似たような感じもあるような気がします。 

ところで、最近発売されるフレグランスのボトルは、お花のモチーフを盛ったもの増えてきているような気がします。この「VALENTINA」もそうですが、Marc Jacobsの「Oh! Lola」とかLancomeの「Tresor Midnight rose」「Tresor in love」とか、ほかにもいろいろあります。 ここ何年もシンプルなボトルのものが多かっただけに、こういうかわいらしいロマンティックなボトルは、いかにも「香水」らしくていいですね。 香りだけでなくボトルデザインもある意味クラシック回帰しているのかもしれませんね。

スポーツ気分?!

寒いですねぇ… そして都内の大雪にはビックリしました!! 
駅から会社までの凍結した路面を歩くだけで、朝からすっかり疲れてしまいました。。。

この寒さでは、スキーヤー・スノーボーダー以外にとってはスポーツどころではないような気がしますが、今日のお題は「スポーツ」。

2000年代に入ってからのフレグランストレンドのキーワードとして、「Celebrity Fragrance」「Noir/Black」「Eau」などが挙げられると思いますが、2005年以降の大事なキーワードとして「Sport」があります。

始まりはChanelから2004年発売された「Allure Homme Sport」。 その後、2008年にDiorから「Dior Homme Sport」、2009年にLanvinから「L'homme」ときて、2010年になると、Sportブームがさく裂しました。

◆Burberry SPORT for men /Burberry
◆CHROME SPORT /Azzaro
◆Essential Sport /Lacoste
◆Gucci by Gucci SPORT pour Homme /Gucci
◆Roadster Sport /Cartier

昨年2011年は「Burberry SPORT Ice for men」「Armani Code Sport」と、主なところで2品でしたのでブームは一過性かと思いきや、この春も「Sport」は続いていました。

Dolce & Gabbanaからは「The One Sport」、Issey Miyakeからは「L'Eau d'Issey Pour Homme Sport」、David Beckham は「Instinct Sport」を新発売します。「The One Sport」はUKで2月から、たぶん日本では3月以降でしょう。 「L'Eau d'Issey Pour Homme Sport」と「Instinct Sport」は海外では3月発売ですが、日本ではどうなのかしら。。。

スポーツモノの香りはたいがいシトラス系がメインですが、ある調査によると90%のヒトが柑橘系の香りで清潔感や爽やかさやを感じるのだそうで、スポーツ=「爽やか」「清潔感」と結び付けるのは日本ばかりでく世界共通のようです。

最後に、マダムにとってのスポーツフレグランスは、1996年発売の「Polo Sport」と「Polo Sport Woman」のコンビです。今思うと元祖スポーツ系DUOと言ってもいいのかも。

   

注目の香り

D&Gのフレグランスアンソロジーコレクション。

タロットカードの名前がそのままフレグランスの名前になっていて(ステキ☆)、今のところ6種類が発売になっています。


D&G 11 - LA FORCE (11 - ラ フォルス =力)
D&G 1 - LE BATELEUR(1 - ル バトラー =魔術師)
D&G 3 - L' IMPERATRICE(3 - ランペラトリス =女帝)
D&G 6 - L' AMOUREUX(6 - ラムルー =恋人)
D&G 10 - LA ROUE DE LA FORTUNE(10 - ラ ルー デュ ラ フォルチュン =運命の輪)
D&G 18 - LA LUNE(18 - ラ リュン =月)





D&G Anthology Series Scale / wvfonseca


今ある6種類のなかでは、「1 LE BATELEUR(魔術師)」が気に入っているマダム。 ちなみに香調はアロマティックシトラス。


「自分がなりたいと思う自分を自己表現できる」というコンセプトを広告に体現すると、こういう風になるようです。 最近には珍しい挑発的な感じです。

このコレクションに新たに「21 LE FOU(愚者)」が加わるのですが、発売時期は国によってまちまちなようです。
ジンジャーブレッドとコニャックをアクセントとした、アロマティックでオリエンタルな香りということなので、香調的に日本でもこの秋発売になるのでは?と期待しているマダムです。


D&G Anthology Series Scale / wvfonseca

ミラノコレクション

「ミラノコレクション」というと、パリ・ロンドン・ニューヨーク・ミラノで開催される有名なプレタポルテの4大発表会のひとつを想像する方が多いと思いますが、今回は「化粧品界のミラノコレクション」のお話。


近所のドラッグストアにて。 お会計をしにレジへ行くと、レジ横のフレグランスのテスターに目がいきました。

それは、2008年から毎年限定販売されている、カネボウのミラノコレクションの2012年版の、フレグランスのテスターでした。


この「ミラノコレクション」、1991年にフェースパウダー「水の女神」が登場し、その後毎年「○○の女神」の名で様々なバージョンが生まれていく中で、2008年からフレグランスが加わったようです。

さて、2012年版の香りは…、「洗練された華やかさと透明感を持つ、みずみずしく清楚な香り」で、香調は「アクアティックフローラルフルーティ」と謳われています。

マダムの印象は…、ひとことでいうと「懐かしい香り」。 
昭和のお母さんの化粧台には、必ずといっていいほど良い香りのするベビーパウダー/天花粉があったはず。 その「良い香り」とは、いわゆる「化粧品の香り」「授業参観日の香り」といわれるような香りですが、「ミラノコレクション2012」はそういうものを思い出させるような懐かしさのある香りでした。 
発売は11月上旬のようですが、蒸し暑い夏にこそ使いたいような、さわやかで清潔感のある香りだと思います。

ミラノコレクションの公式サイトはこちら

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