Mme. LUZ's Diary 

「香り」にまつわるあれこれを綴ります。 すべての記事は「香り」に通ず…

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本日の逸品

4月になり、入園・入学・入社など新しい世界に一歩踏み出した方も多いことと思います。 マダム家も、娘がこの4月から小学校に入学です。 入学式は明後日ですが、本日「学童保育デビュー」を果たしました☆

さて、本日の逸品は、Jean Patou より1972年発売の「"1000"(ミル)」です。
(写真はオードトワレ)
世界で最も高価な香水と言われる「"1000"」。 なぜ高価なのかと言うと、天然香料を惜しみなくふんだんに使用し、その香りは1000の原料で構成されているとも言われています。 ボトルの後ろの表記を見ると、使用されている原料の代表的な物と思われるものがちょこっと記載されています。

・Osmanthus de Chine (中国産 オサマンサス)
・Essence de Rose Bulgare (ローズブルガリア エッセンス)
・Absolu de Jamin de Grasse (グラース産 ジャスミン アブソリュート)
・Accord Iris-Violette (オリス-バイオレット アコード)
・Rose de Mai(ローズ ド メ)
・Santal de Mysore (東インド・マイソール州産 サンダル)
・Patchouly d'indonesie (インドネシア産 パチュリ)

香り全体としては、リッチなフローラルブーケ。 コムスメに気軽に使えるような香りでは、決してありません。
しかるべき気品・品格を兼ね備えた女性にのみ、使う事が許される香りと言えるのではないでしょうか。。
発売当初は、選ばれし女性に宝石がちりばめられた特別なケースに入れられて、ロールスロイスで手渡しで配られたとか…。 なにもかもが桁外れな「"1000"」です。

ちょっと話はそれますが、高価な質の良い原料で作られたフレグランスは、全体としても高級感のある香りになります。逆に、安い原料で作られたフレグランスは、最終的に安っぽい香りになってしまいます。 分かりやすい例が、芳香剤。 ドラッグストアで売られている安価な芳香剤は、安価さゆえにその製品に使用できる香料も必然的に安価な物を使用せざるを得ません。 そうするといくら高級感を出そうとしても、限界があるわけです。 それでも、調香師の日々の努力によって、昔に比べたらはるかに芳香剤の香りのレベルも上がっていますが…。

Jean Patou の代表作と言えば、「"1000"」の前、1930年発売の「Joy」もあります。
「Joy」は、「"1000"」が発売される前までは世界一高価な香水でした。 1オンスの中に、1万を超えるジャスミンの花と28ダースのローズの花から抽出されたエッセンスが使われているのです! 
Jean Patou は、1929年の世界恐慌を受けて、こんな時代だからこそと敢えて「Joy」のネーミングで世界一高価な香水を発売する事にしたのだとか。

日本は現在、未だかつてない危機に直面しています。 香水なんて今の日本には最も必要ないものとひとつかもしれませんが、こんなときだからこそ世の中の一隅でも明るく照らす事ができるような香りをお届けできたら…と思うマダムです。

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