Mme. LUZ's Diary 

「香り」にまつわるあれこれを綴ります。 すべての記事は「香り」に通ず…

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古代の香り

今年は、例年になく春の訪れが遅いですね。
東京は春一番も吹きませんでしたし…

ところで話は全然変わりますが、最近は分析技術の発達によって、以前は調べられなかったようなことも調べられるようになっているようです。

一昨日のTV(「たけしの超新説研究所 最新科学が歴史を暴く」)では、ゴッホの絵が本当にゴッホが描いたものかとか、キリストを刺した槍と言われているものが本物なのかとか検証したり、ただの鉄の塊に見える「アンティキテラ島の機械」(2000年前の天体の運行を計算する機械)の内部構造を詳細に見ることができたり。。。 昨今の非破壊検査の技術は、ホントすごい!!!

と思っていたら、シムライズ(外資系香料メーカー/本社:ドイツ)のサイトで面白い記事を見つけました。

ハトシェプスト女王(古代エジプト第18王朝5代目のファラオ)のものとしてエジプトの博物館に展示されていた小瓶の中身が、当時から密封された状態で保存されている可能性があることが分かり、そこから様々な分析がなされていくお話です。

Hatshepsut
Hatshepsut / edenpictures


古代エジプトの女王の所有する小瓶の中身は…と考えた時に、真っ先に思いつくのが「香水」ではないでしょうか?
香水だとしたら、どんな香りかしら…と考えると、古代エジプト時代ですからオリバナム(乳香)やミルラ(没薬)などをブレンドした香りなのかしら…と単純に想像してしまいます。

で、分析の結果どういうことが判ったのかというと…

その小瓶の中身は 香水でもオリバナムでもミルラでもなく、パームオイル・ナツメグオイル・不飽和脂肪酸・タールやビチューメン(天然アスファルト・コールタール・石油アスファルト・ピッチなど)などから得た炭化水素の混合物であると特定されました。

パームオイルとナツメグオイルいいとして、「不飽和脂肪酸」と「タールなどから得た炭化水素」って一体何なの?って思いますよね?!

不飽和脂肪酸は今日でも皮膚病の治癒に使われますし、タールも慢性皮膚疾患の治癒に効果的なものとして知られています。
ただ、ご存知の通りタールには発がん性物質であるベンゾピレンも含まれています。 (このため現在ゲッケルマン療法のようなタール剤を使用した療法はほとんど行われていません。また、タール剤は処方薬で、医師の指導の下でのみ使用可能です。)

そういうわけで、ハトシェプスト女王の小瓶の中身はスキンケアローションまたはその類似物であると推測されたのでした。

女王が肌トラブルを抱えていたことは以前から知られており、このタールと不飽和脂肪酸が彼女の皮膚疾患の治癒に役立っていたのでしょう。

最後に、ハトシェプスト女王はガンで亡くなっており、いみじくも皮膚治療につかわれたこのスキンケアローションのタールがガンを引き起こした可能性もあると推測しているようです。


記事の内容はざっとこんなところですが、より詳しく知りたい方は、こちらが原文です。

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